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覚醒剤事件 [医療制度]

今週は裁判員制度や衆議院解散、豪雨などいろいろなことが起こったが
マスメディアの大きな関心事は酒井法子の覚醒剤使用の疑いにかかわる失踪事件である
有名芸能人で、清純派イメージで活動していたので
皆さんが興味をもつのは当然であろう
そして、覚醒剤使用はよくないことにとやかく言うつもりはない

しかし、ワイドショーで「麻薬」という言葉を使用して
「麻薬は恐ろしい」「麻薬は絶対に使用してはいけない」と連呼している
ある意味正しいのであるが、麻薬は適正使用し、医療用麻薬として痛みや精神疾患で投与されている
全世界に比較して、日本では「麻薬」という言葉に偏見があって使用量は少ない
これは一般市民のみならず、医療者でも偏見を持っている方々も少なくない

これらの偏見・誤解を解くために
緩和ケア研修会を行い
市民公開講座などで医療用麻薬の必要性や安全性の広報をしている

しかし、このような活動より
酒井法子騒動の方がはるかにインパクトは大きい

最近は、患者さんに「麻薬」を使用することの偏見が少なくなり
痛みをとるために「麻薬」を使用することの安全性が理解され
拒否反応は少なくなっていたのだが........................

できれば、誤解を生じないために
「麻薬」「覚醒剤」「ドラッグ」などの用語を
きちんと使い分けていただければと思う

でないと、これまで、私たちがやってきた広報活動がまた振り出しになってしまいます
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