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一ノ関緩和ケア地域連携懇話会 [緩和ケア]

今週末は、一ノ関で緩和ケア講演会の講演を行ってきた
テーマは、緩和ケアにおける地域連携
当院は、関連施設として訪問看護ステーションがあり
院内に療養病棟を持ち
老健施設も経営
病棟にもケアマネージャーの資格をもつ看護師を配属
病棟担当MSW配置、緩和ケアチームにも2名のMSWが所属している

講演は50分:講演内容は
当院および当院緩和ケアチームの紹介
厚労省で行った終末期在宅医療に関するアンケート調査結果の解説
疼痛マネージメントショートステイの紹介
当院における病院から在宅療養への連携

講演の後に、参加者からいろいろな質問があり楽しい時間が過ごせた
病院職員や訪問看護師さんなどから質問やいろいろな思いを聞かせていただき
非常に勉強になった

今回問題になったのは、在宅療養へ移行した場合も
患者、家族の思いは常に変化していることである
がん終末期の患者・家族は約半数が自宅での療養を希望しているが
看取りの場を自宅でと思う方は10%であるということ

そして、生活というものは、各家族によって問題解決法・ものの価値観がそれぞれ異なる
当たり前のことであるが忘れがちなところである
医療者は自分の、あるいは一般的な・標準的な医療に対し反抗するものに対して
疑問を抱くもの
そしてそれを矯正しようとする
しかし、生活については、各人多様であり、周りから見ると理解できない状況でも
本人は意外と満足していることは少なくない

緩和ケアでは(医療すべてにおいても)医療者は
価値観の多様性を常に念頭に置き
治療方針を強要しない
臨床倫理の分野では、独善に陥らないようにと説かれている
それ故、医療現場では多職種によるカンファランスは非常に重要である


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