医療過誤

大野病院事件といわれる帝王切開手術に関連した手術死亡に関する無罪判決が出た

http://www.so-net.ne.jp/news/cgi-bin/article.cgi?gid=mai&aid=20080820-570-OYT1T00370

無罪・有罪はいろいろと論議があると思う
手術内容の妥当性や他に処置がなかったか
妊婦を救命する可能性はなかったのか

これらの問題は裁判で行うべき問題ではないと思う
警察・弁護士・検察・裁判官　
いづれも医学に関しては素人である
当然、医療者による鑑定は行われるが、公開の場で討論されて行われるものではない

医療過誤を刑事罰として裁いているのは地球上で日本だけである
医療者にはいろいろなひとがいて、医療レベルも差があるかも知れない
しかし、どの医療者も命を救おうと行っている行為である

現在、日本でも、第三者機関で医療過誤事例を討議する制度ができつつある
人の死について、原因究明していっても、遺族が納得することはない
それと同時に、患者の死によって、加害者となっている医療者も深く心に傷を負っていることも理解してもらいたい

医療過誤を刑事裁判で問題にする状態では、医療崩壊は止まらない

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