SSブログ

スペインの国技 闘牛 [旅行記]

11年前にも訪れた闘牛場
スペインと言えばということで闘牛場を再訪
今回は、ツアーに参加
闘牛場の番長なる方に案内されいろいろお話を聴きながら観戦
非常に有意義な話を聞くことが出来
やはり、番長なるものはすごいもんだと感心した

3050196

まずは、11年前から変わってきたことは、闘牛は動物愛護精神に反するため、
非難囂々らしい
マドリッドでは、従来通り
毎週日曜日に開催されているが
バルセロナでは月1回程度になってしまったそうだ

闘牛は、ただウシと戦う、あるいはウシを殺すショーではないのだ
闘牛はスペインの国技だそうです
日本の相撲より、国技としての思いは強く
相撲は新聞のスポーツ欄に掲載されるが
闘牛は社会面や文化面に掲載されるそうだ

いろいろな形式、儀式を行いながらウシと闘牛士が戦うわけであるが
儀式というか感動的なのは、真実の瞬間と言われるとき
闘牛士がウシと対峙して剣ででウシの心臓をひと突きして仕留める瞬間
体重500kgのウシを相手に剣を構えてウシの正面に立つ
数秒から数十秒の瞬間であるが
ヒトとウシが対峙して動かない
無の瞬間
なぜかウシはここを剣で突いてくれと言っているような瞬間がある
剣はそこに刺さるべくして
ウシの体内に吸い込まれてゆく

そんな瞬間が「真実の瞬間」

305014830501753050166305016730501923050193

生と死が対峙する瞬間
生物が死を受け入れる瞬間
きちんとそのあたりを理解して闘牛を鑑賞すれば
これは、生と死を考える
生と死を実感するための儀式であり神聖なものであることが実感できる
闘牛場は生と死を考える場である

闘牛場の番長は、そんな哲学的解説をしてくれる

3050137305015030501553050156305016230501793050180

ラス・ペンタス闘牛場

闘牛は闘牛場の真ん中が日向(生)と日陰(死)に分かれたとき始まる
闘牛場は主催者(プレジデンテ席に陣取る)が仕切る治外法権だそうだ
闘牛場法なるものがあるそうだ

ウシと真実の瞬間を向かえるまでにいろいろな儀式が行われる
真実の瞬間では、正面からウシの肩口から心臓をひとつきする
そのため、ウシのは頭を下げて肩を落とした形で対峙しなければいけない
心臓をひとつきするために、闘牛士の剣先は彎曲している

ウシの肩を落とすために
最初に、ノビリェーロ(見習い)がピンクのマントでウシを誘導して走り回らせる
ついで、ピカドールが馬上から肩甲骨筋を刺す
さらに、バンデリリュエーロが銛をを6本肩口に刺し頭が上がりにくい姿勢にする
最後にマタドールがムレタ(赤いマント)を翻し
ウシの動き、どのくらいの距離で頭を上げてくるかを見切る

最後にウシの正面に立ち「真実の瞬間」
これを失敗すると、500kgのウシに突き飛ばされる
さらに、マタドールはウシを苦しめさせないように
15分以内に仕留めないと100万円の罰金だそうだ

どれだけ立派な真実の瞬間をみせられるか
翌日の文化欄に評価される

闘牛士はウシと戦い
平均寿命は30歳前後だそうだ
30501323050133


nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

食べログ グルメブログランキング

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。