大腸癌化学療法 [癌治療]
週末は化学療法の講演会に出席
先週、大腸癌治療ガイドライン2009年版が出版された
そこで今回の講演会は大腸癌の化学療法についてであった
2009年のガイドラインが出版されたばかりであるが、紙ベースの出版物はすでに古い物になっている
大腸癌化学療法は日進月歩のスピードで進んでいる
今から10年くらい前は進行再発大腸癌の余命は6ヶ月程度であったのだが
現在は20ヶ月
さらに最近では2年を越えている
癌の治癒指標として5年生存率というものがある
治療後5年生きていたら大丈夫という意味であった
しかし、大腸癌では、手術のあと再発するケースは2年くらいで再発
その後化学療法を適切に受けていれば、5年で無くなるケースは少ない
大腸癌化学療法の現時点で言えることは
1.化学療法で生存期間は延びているが治るわけではない
2.有効な5種類の薬剤をうまく組み合わせて、すべての薬剤を投与できれば、長期予後が得られる
(5FU、塩酸イリノテカン、オキサリプラチン、ベバシツマブ、セツキシマブ)
3.最近、使用できるようになったセツキシマブはEGFR抗体出現と有効性に関連性はなく、K-RAS遺伝子の変異有無が重要である
先週、大腸癌治療ガイドライン2009年版が出版された
そこで今回の講演会は大腸癌の化学療法についてであった
2009年のガイドラインが出版されたばかりであるが、紙ベースの出版物はすでに古い物になっている
大腸癌化学療法は日進月歩のスピードで進んでいる
今から10年くらい前は進行再発大腸癌の余命は6ヶ月程度であったのだが
現在は20ヶ月
さらに最近では2年を越えている
癌の治癒指標として5年生存率というものがある
治療後5年生きていたら大丈夫という意味であった
しかし、大腸癌では、手術のあと再発するケースは2年くらいで再発
その後化学療法を適切に受けていれば、5年で無くなるケースは少ない
大腸癌化学療法の現時点で言えることは
1.化学療法で生存期間は延びているが治るわけではない
2.有効な5種類の薬剤をうまく組み合わせて、すべての薬剤を投与できれば、長期予後が得られる
(5FU、塩酸イリノテカン、オキサリプラチン、ベバシツマブ、セツキシマブ)
3.最近、使用できるようになったセツキシマブはEGFR抗体出現と有効性に関連性はなく、K-RAS遺伝子の変異有無が重要である
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