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在宅緩和ケア~第7回日本臨床腫瘍学会 [緩和ケア]

先週末、第7回日本臨床腫瘍学会に参加してきた

学会の中での教育講演から
がん患者における在宅ケア(Home hospice care) 演者:川越  厚( 医療法人社団パリアン クリニック川越)

終末期医療について
 緩和ケア、ホスピスケアという言葉が混乱して使われている。これらの言葉は似たようで微妙な違いがある
 終末期医療とは死が避けられない状態において何ができるか考え提供するもの
 死から生をみる「看取りの哲学」である

英語ではHospice とか Palliative careと言われるが、これは大きく意味が違う
Hospiceは近代ヨーロッパで生まれた Sister's of Charityで、フランスで生まれた
ペスト流行時に死に行く人々を看取った場所であった
現代確立された、がん患者の看取りの場は、
このペスト(新型インフルエンザもこうなるのか)患者の死と区別するため
Palliative care と呼んでいる
従って、少なくともフランスではHospiceという言葉は使わない

現代の終末期医療、いわゆるホスピスでの問題は、
医療はケアのほんの一部であり、看護が本来のケアの主体である
ということが重視されず、医師の統括のなかで物事が進められ
看護が後に追いやられてしまっている状況

この理解が重要である

また、終末期医療は当たり前であるが、余命を考慮して短い経過で死をもって終わる医療であることが原則である
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