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臨床研修制度 [医療制度]

先日、「秋田県消化器病セミナー」という会に参加
終了後、講演いただいた先生を囲みお話をした

そこで話題になったの、臨床研修制度が始まってからの若手医師についてであった
以前は、大学を卒業してすぐに医局に所属して
自分の専攻してゆこうとする分野の修練を開始した
わたくしもそうだが、将来、何年目でどういう資格をとって
最終的にはどこに就職して
そんなことは全く考えていなかった
ただ単純に、外科という手技を身につけて
病の人にかかわってゆきたい
より多くの病を克服してゆきたいという思いであった

しかし、現在は、何年目でどのような資格をとり
だいたいどれくらいの収入があり
どういった生活(自分の自由になる時間がどれだけ確保できるか)を過ごせるかが求められる

現代、世のシステムも安定せず
いつ何時なにが起こるか
急に、これまで確実と思われた価値観が崩壊したり
そのなかで、安定を求めるのは当然であろう

だから、若者に対して、現時点での予定のお話はする
でもそれが真実になるのかどうかはわからない
そのことは、若者自身も深層心理の底辺ではわかっているはず

でも、不安定な世の中で
確実なものを求めて
結局、自分の求めているものがなにか理解できず
周囲の情報に翻弄され、迷子になっている

非常に不安定な世の中ではあるが
好きなことを選択すれば
それによって、生活のレベルはまちまちかもしれないが
生き甲斐をもって従事する仕事を見つけられれば
生活のレベルは気にならない
生活のレベルのために働くのはむしろ哀しく、苦痛である

こんな考え方は、古くて、楽観的なのだろうか
若手諸君、人生の不確実性と直面して
日々を生きましょう
そのなかで大切なものをひとつ探し出せば

案外、幸せに暮らせるものです
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